
初めて猫を迎えるとき、
「猫ってどうやって飼えばいい?」
「ご飯は何をあげればいい?」
「毎日どんなお世話が必要?」
など、分からないことも多いのではないでしょうか。
猫との暮らしでは、ご飯やトイレを用意するだけでなく、猫が安心して過ごせる環境を整え、その子の様子に合わせてお世話をすることが大切です。
猫には、高いところを好む、狭い場所に隠れる、爪をとぐといった猫ならではの習性もあります。
この記事では、初めて猫を飼う方に向けて、食事やトイレ、遊び、お手入れ、健康管理など、猫と暮らすうえで知っておきたい基本をわかりやすく解説します。
猫を飼う前に知っておきたいこと

猫を家族として迎えるということは、その猫の一生に責任を持つことでもあります。
環境省でも、動物を飼い始める前から正しい飼い方について知り、健康や安全に気を配りながら、最後まで責任を持って飼うことが求められています。※1
猫を迎える前には、
- 毎日のお世話を続けられるか
- 食費や医療費などを負担できるか
- 猫が安心して暮らせる環境を用意できるか
- 家族全員が猫を迎えることに同意しているか
- 引っ越しやライフスタイルの変化があっても飼い続けられるか
などについて、あらかじめ考えておきましょう。
「かわいいから飼いたい」という気持ちはもちろん大切ですが、猫との暮らしは長く続きます。
これから先も一緒に暮らしていけるかを考えたうえで迎えることが大切です。
※1 環境省「飼い主の方やこれからペットを飼う方へ」
猫を迎える前に準備しておきたいこと

猫を迎える前には、毎日の生活に必要なものを準備しておきましょう。
たとえば、
- キャットフード
- 食器・水入れ
- 猫用トイレ・猫砂
- キャリーケース
- 爪とぎ
- ベッド・寝床
- おもちゃ
などがあります。
また、猫が家に来てから慌てないよう、トイレや食事場所、寝床などをどこに置くかもあらかじめ決めておくとよいでしょう。
必要なものについては、「猫を飼う前に必要なもの一覧|初心者でも安心できる準備ガイド」で詳しく紹介しています。

猫の基本的な飼い方① 食事

毎日の健康を支えるうえで、食事は大切なポイントです。
主食としてキャットフードを与える場合は、猫の年齢やライフステージに合った総合栄養食を選び、パッケージに記載されている給与量などを参考に与えましょう。
環境省のペットフード・ガイドラインでも、犬と猫では必要な栄養素が異なることや、フードの種類・与え方・日頃の体調管理などについて紹介されています。※2
また、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことも大切です。
猫によって食べ方には個体差があるため、
- 食べる量
- 食べるスピード
- 水を飲む量
- 食後の様子
なども普段から確認しておきましょう。
猫の主食については、「猫の総合栄養食とは?主食に選ぶフードの考え方」でも詳しく紹介しています。

※2 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」
猫の基本的な飼い方② トイレ

猫が快適に暮らすためには、安心して排泄できるトイレ環境を整えることも大切です。
トイレは、猫が落ち着いて使える場所に設置し、排泄物はこまめに取り除いて清潔に保ちましょう。
猫はトイレ環境にこだわりを持つこともあります。
猫砂の種類やトイレの形、設置場所などによって使いたがらないこともあるため、愛猫の様子を見ながら調整しましょう。
また、排泄は健康状態を確認する大切な機会でもあります。
便や尿の量・回数・状態に普段と違うところがないかを確認する習慣をつけておくとよいでしょう。
猫の基本的な飼い方③ 遊び・運動

猫にとって、遊びは体を動かすだけでなく、日々の刺激にもなります。
猫じゃらしやボールなどを使い、愛猫が興味を示す方法で一緒に遊んでみましょう。
また、猫は高いところや立体的な移動を好むため、キャットタワーや家具などを活用して、上下運動ができる環境を作ることもひとつの方法です。
ただし、遊び方や運動量には個体差があります。
子猫・成猫・シニア猫でも適した遊び方は変わるため、その子の年齢や体調に合わせることが大切です。
猫との遊び方やおもちゃについては、「猫のおもちゃおすすめ|運動不足・ストレス解消に役立つ遊び方も解説」でも詳しく紹介しています。

猫の基本的な飼い方④ お手入れ

猫は自分で毛づくろいをしますが、飼い主さんによるお手入れも必要です。
日頃から、
- ブラッシング
- 爪切り
- 歯のお手入れ
- 耳や目の状態の確認
などを行いましょう。
必要なお手入れの頻度は、猫の毛の長さや年齢、体質などによっても異なります。
無理に押さえつけて一度にすべて行うのではなく、愛猫が嫌がらない範囲から少しずつ慣らしていくことが大切です。
お手入れの時間は、皮膚や被毛、体に異変がないかを確認する機会にもなります。
猫が安心して暮らせる環境を整える

猫を飼ううえでは、食事やお世話だけでなく、猫の習性に合った生活環境を作ることも重要です。
たとえば、
- 高いところに移動できる
- 安心して隠れられる場所がある
- 落ち着いて眠れる場所がある
- 爪とぎができる
- 安全に遊べる
といった環境を意識してみましょう。
環境省の資料でも、猫が快適に暮らす室内環境として、上下運動ができる場所や隠れ場所などを用意することが紹介されています。※3
また、室内には猫にとって危険なものもあります。
紐や小さな部品など誤食につながるものは猫の手が届かない場所に片付け、窓や玄関から外へ出てしまわないよう脱走対策も行いましょう。
環境省では、交通事故や猫同士のけんか、感染症などの危険を避ける観点から、猫の室内飼育を推奨しています。※3
※3 環境省「猫の適正譲渡ガイドブック」
猫の健康管理で大切なこと

猫は体調が悪くても、分かりやすく表に出さないことがあります。
そのため、普段から愛猫の様子を観察し、「いつもの状態」を知っておくことが大切です。
毎日、
- 食欲はあるか
- 水を飲めているか
- 排泄に変化はないか
- 元気に動いているか
- 歩き方や動きに違和感はないか
- 体重に大きな変化はないか
などを確認してみましょう。
また、定期的な健康診断を受けることも健康管理のひとつです。
ワクチン接種や不妊・去勢手術などについては、猫の年齢や健康状態などに合わせて、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
普段と違う様子が見られた場合にすぐ相談できるよう、お迎えしたらかかりつけの動物病院を見つけておくことも大切です。
初心者が猫を飼うときに注意したいこと

初めて猫を飼うときは、「かわいがること」だけでなく、猫が安全に暮らせるよう配慮する必要があります。
特に、
- 人の食べ物を安易に与えない
- 誤食しそうなものを出したままにしない
- 窓や玄関の脱走対策をする
- 無理に抱っこしたり追いかけたりしない
- 食事や排泄など普段の様子を確認する
といった点を意識しましょう。
猫にもそれぞれ性格があります。
人と触れ合うことが好きな猫もいれば、ひとりで静かに過ごす時間を好む猫もいます。
人のペースに合わせるだけではなく、愛猫が嫌がっていないかを見ながら接することが、猫と一緒に暮らしていくうえで大切です。
GRANDSが考える“猫との毎日の暮らし”

猫と健康に暮らしていくためには、安心して過ごせる環境や適度な遊び、日々の健康管理、そして毎日の食事など、さまざまな面から愛猫に合わせて暮らしを整えていきましょう。
GRANDSでは、毎日の健康を支える食事だからこそ、肉や魚などの動物性原材料を中心とした食事設計にこだわっています。
また、猫は年齢や生活環境によって、食べる量や食べ方、活動量などが変化することがあります。
だからこそ、フードの栄養バランスだけでなく、今の愛猫に合っているか、おいしく食べ続けられているかを日々の様子から見ていくことも大切です。
毎日の食事を通して、愛猫との健やかな暮らしに寄り添っていきます。
おわりに ― 愛猫のペースに合わせて暮らしを整えよう

初めて猫を飼うと、「これで合っているのかな?」と迷うこともあるかもしれません。
猫との暮らしで大切なのは、食事やトイレ、遊び、生活環境などの基本を整えながら、目の前の愛猫の様子を見ることです。
猫にも性格や好みがあり、心地よいと感じる環境や人との距離感はそれぞれ異なります。
最初からすべてを完璧にしようとするのではなく、愛猫の反応や成長、年齢に合わせながら、その子が安心して暮らせる環境を少しずつ整えていきましょう。
・猫を迎える前に、最後まで責任を持って飼えるかを考え、必要なものや生活環境を準備しておきましょう。
・毎日の主食には、年齢やライフステージに合った総合栄養食を選び、新鮮な水も用意します。
・食事・トイレ・遊び・お手入れに加え、猫の習性に合った安心して暮らせる環境づくりも大切です。
・食欲・飲水量・排泄・体重などを日頃から観察し、普段の状態を知っておくことが健康管理につながります。
FAQ|よくある質問
Q. 初めて猫を飼うときに必要なものは?
キャットフードや食器、トイレ・猫砂、キャリーケース、爪とぎ、寝床などを準備しておきましょう。
Q. 猫は室内だけで飼っても大丈夫?
猫は、習性に合った環境を整えることで室内でも暮らすことができます。環境省も、交通事故や感染症などの危険を避ける観点から室内飼育を推奨しています。
Q. 猫のご飯は何を選べばいい?
毎日の主食には、猫の年齢やライフステージに合った総合栄養食を選ぶのが基本です。給与量は商品の表示を確認し、愛猫の体重や体調などを見ながら調整しましょう。
Q. 猫は毎日遊んだほうがいい?
遊びは運動や刺激につながります。ただし、必要な運動量や遊び方には個体差があるため、愛猫の年齢や体調、反応に合わせて無理のない範囲で取り入れましょう。
Q. 猫を飼い始めたら動物病院に行ったほうがいい?
お迎え後は健康状態の確認やワクチン、不妊・去勢手術などについて相談できるよう、かかりつけの動物病院を決めておくと安心です。体調に異変が見られた場合は早めに相談しましょう。
参考文献
- 環境省「飼い主の方やこれからペットを飼う方へ」
- 環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」
- 環境省「猫の適正譲渡ガイドブック」
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