
「今のキャットフードをずっと与え続けた方がいい?」「途中で違うフードに変えても大丈夫?」
愛猫が今のフードをよく食べ、健康状態にも問題がなければ、無理に変更する必要はありません。
一方で、成長や加齢による体の変化、体重や活動量、食の好みなどに応じて、フードを見直すことも大切です。
ロイヤルカナンをはじめ、キャットフードには年齢や健康状態などに合わせたさまざまな製品があり、今の愛猫に適したものを選ぶことが重要です。
この記事では、ロイヤルカナンなどのキャットフードを例に、フードを見直すタイミングや切り替え方、新しいフードを選ぶときのポイントを解説します。
・キャットフードは途中で変更してもよいが、現在の食事が愛猫に合っていれば無理に変える必要はありません。
・成長や加齢、体重・活動量、食の好み、健康状態の変化は、フードを見直すタイミングになります。
・ロイヤルカナンなどから別のフードへ変更する際は、対象年齢や栄養設計、原材料、カロリーなどを比較し、療法食の場合は獣医師に相談しましょう。
・この記事では、フードの見直し方や比較ポイント、少しずつ切り替える方法、食べない場合の対処法を解説します。
キャットフードは途中で変えてもいい?

キャットフードは、一度決めたものを一生与え続ける必要はありません。
猫は成長や加齢に伴い、必要な栄養やエネルギー量が変化するため、年齢や体重、活動量、健康状態などに応じてフードを見直すことができます。
たとえば、子猫から成猫へ成長したときは、成長期用から成猫用へ切り替えるタイミングのひとつです。
一方、現在のフードを問題なく食べており、愛猫の健康状態にも合っているのであれば、無理に変更する必要はありません。
大切なのは、定期的にフードを変えることではなく、今の愛猫に適した食事かどうかを確認することです。
関連記事:【獣医師監修】猫の胃腸にやさしく、飽きさせないフードローテーション

キャットフードを見直す5つのタイミング

キャットフードは、愛猫の年齢や体調、生活環境などの変化に応じて見直すことが大切です。
ここでは、代表的な5つのタイミングを紹介します。
1.子猫から成猫になったとき

子猫と成猫では、成長段階に応じて必要な栄養やエネルギー量が異なります。
一般的には12ヵ月齢頃が成猫用フードへの切り替えの目安ですが、猫種や成長の状況によって異なるため、現在のフードの対象年齢やメーカーの案内を確認しましょう。
2.年齢を重ねたとき

成猫になった後も、加齢に伴って活動量や体の状態が変化することがあります。
年齢だけを理由に必ずフードを変える必要はありませんが、体重や食欲、健康状態などを確認し、必要に応じて食事を見直しましょう。
3.体重や体型が変化したとき

活動量や食事量の変化によって、体重が増減することがあります。
体重が気になる場合は、フードの種類だけでなく、1日の給与量や摂取カロリー、おやつの量、活動量なども確認しましょう。
急激な体重の増減がある場合は、病気が関係している可能性もあるため、獣医師への相談が必要です。
4.食いつきに変化があったとき

これまで食べていたフードを残すようになった場合も、食事を見直すきっかけになります。
ただし、食いつきの変化には、フードの香りや食感、保存状態、食事環境など、さまざまな要因が関係します。
まずはこうした点を確認し、急に食べなくなった場合や食欲低下が続く場合は、体調不良の可能性も考えて動物病院へ相談しましょう。
5.健康状態に変化があったとき

病気や健康状態の変化によっては、食事内容の調整が必要になることがあります。
特に療法食を与えている場合は、栄養成分が特定の病気や健康状態に合わせて調整されているため、別のフードへ変更する前に獣医師へ相談しましょう。
キャットフードを変えない方がよいケースもある?

キャットフードは、必ずしも定期的に変更する必要はありません。
特に、次のような場合は慎重に判断しましょう。
- 現在のフードが合っている場合: 愛猫が問題なく食べ、体重や便の状態も安定していれば、無理に変更する必要はありません。
- 療法食を与えている場合: 別のフードへの変更や併用は自己判断せず、獣医師に相談しましょう。
- 食欲低下や体調の変化がある場合: フードの好みだけが原因とは限りません。食欲低下が続く場合や嘔吐・下痢などがみられる場合は、動物病院を受診しましょう。
ロイヤルカナンを与えていても途中で変えていい?

ロイヤルカナンを与えている場合も、愛猫の年齢や健康状態、食の好みなどに応じて、フードを変更することは選択肢のひとつです。
ロイヤルカナンには、年齢や猫種、ライフスタイルなどに合わせたさまざまな製品があり、同じブランド内で食事を見直すこともできます。
たとえば、次のような方法があります。
- 子猫用から成猫用へ切り替える
- 年齢やライフスタイルに合わせて製品を選び直す
- ドライフードからウェットフードへの変更や併用を検討する
また、原材料や栄養設計、食の好みなどを考慮して、ほかのメーカーの総合栄養食を検討することもできます。
大切なのは、ブランド名だけで判断するのではなく、今の愛猫に適したフードを選ぶことです。
ロイヤルカナンから別のフードに変える際の比較ポイント

ロイヤルカナンから別のキャットフードへの変更を検討する際は、ブランドの違いだけでなく、対象年齢や栄養設計、原材料などを確認することが大切です。
ここでは、比較するときに確認したい5つのポイントを紹介します。
1.対象となるライフステージ

子猫・成猫・シニア猫では、成長段階によって必要な栄養やエネルギー量が異なります。
特に成長期の子猫には発育を支える栄養が必要ですが、成猫以降は年齢だけでなく、活動量や健康状態も考慮することが大切です。
フードを比較する際は、パッケージの対象年齢を確認し、今の愛猫に適した製品を選びましょう。
2.総合栄養食かどうか

毎日の主食として与える場合は、「総合栄養食」と表示されたフードを選びましょう。
総合栄養食は、対象となる成長段階において、そのフードと水だけで健康維持に必要な栄養を摂れるよう設計されたフードです。
3.原材料

キャットフードに使用される肉や魚、穀物などの原材料は、製品によって異なります。
原材料の種類だけで優劣を判断せず、愛猫の好みや栄養成分、フード全体の設計も含めて確認しましょう。
関連記事:【獣医師監修】穀物入りフードは、猫の体にどう影響する?― 消化や体調への負担から考えるごはん選び
4.栄養成分とカロリー

たんぱく質・脂質・食物繊維・ミネラルなどの栄養成分や、100g当たりのカロリーを確認しましょう。
製品によってカロリーが異なるため、切り替え後はメーカーが示す給与量を参考に、愛猫の体重や体型の変化を見ながら調整しましょう。
5.粒の大きさ・形・食感

猫によって、好む粒の大きさや形、食感は異なります。
ロイヤルカナンには猫種などに合わせて粒の形状を工夫した製品があり、GRANDSもチキン・チキン&サーモンは小粒、サーモンは中粒と、種類によって粒の大きさが異なります。
食いつきが気になる場合は、こうした違いにも目を向けてみましょう。


キャットフードは少しずつ切り替えよう

新しいキャットフードに変更する際は、今までのフードを急にすべて入れ替えず、少しずつ切り替えることが大切です。
急な変更によって、嘔吐や下痢などの消化器症状がみられる場合もあるため、愛猫の様子を確認しながら進めましょう。
切り替え方の一例として、7日間程度かけて新しいフードの割合を増やしていく方法があります。

| 期間 | 今までのフード | 新しいフード | ポイント |
| 1~2日目 | 75% | 25% | 今までのフードを多めに混ぜる |
| 3~4日目 | 50% | 50% | 同じ割合で混ぜる |
| 5~6日目 | 25% | 75% | 新しいフードを多めにする |
| 7日目以降 | 0% | 100% | 新しいフードのみに切り替える |
※表の割合は、フードの重量を基準とした目安です。製品によってカロリーが異なるため、切り替え前後の給与量も確認しましょう。
新しいフードへの慣れ方には個体差があるため、便の状態や食欲を確認しながら、必要に応じて切り替え期間を長くすることもできます。
嘔吐や下痢、食欲低下などがみられる場合は、無理に切り替えを進めず、獣医師へ相談しましょう。
新しいフードを食べない場合の対処法

新しいフードに切り替えようとしても、愛猫がなかなか食べてくれないことがあります。
猫によって香りや粒の形、食感などの好みが異なるため、食べない場合は今までのフードの割合を増やし、切り替えをゆっくり進めてみましょう。
また、次のような方法もあります。
- 保存状態を確認する: 開封後のフードは密閉し、高温多湿や直射日光を避けて保存する
- 食事環境を整える: 静かで落ち着ける場所に食器を置く
- 香りや食感を工夫する: メーカーが案内する方法で、温めたりふやかしたりする
- 別のタイプを検討する: ウェットフードなど、異なる食感のフードを選ぶ
ただし、今まで食べていたフードも食べなくなった場合や、食欲低下が続く場合は、体調不良の可能性もあるため、早めに動物病院へ相談しましょう。
関連記事:猫がご飯を食べないときは混ぜてもいい?ロイヤルカナンなどを例に解説

別の選択肢としてGRANDSを検討するなら?

キャットフードを見直すなかで、「肉や魚を主原料としたフードを選びたい」「今とは異なる原材料や風味のフードも検討したい」と考える場合には、GRANDSも選択肢のひとつです。
GRANDSのキャットフードは、チキン、サーモン、チキン&サーモンの3種類を展開する、グレインフリーの総合栄養食です。
ロイヤルカナンとGRANDSでは、原材料や栄養設計などが異なります。
どちらが優れているかではなく、愛猫の年齢や健康状態、食の好み、飼い主さんが重視する条件に合っているかという視点で比較することが大切です。
愛猫のライフステージや食の好みなどが変わったときには、GRANDSを含む複数のフードを比較し、今の愛猫に合ったものを選びましょう。
まとめ|キャットフードは今の愛猫に合っているかで考えよう

キャットフードは、一度決めたらずっと同じものを与え続けなければならないわけではありません。
愛猫の年齢や体重、活動量、食の好みなどが変化したときには、食事を見直すことも大切です。
一方、現在のフードが愛猫に合っているのであれば、無理に変更する必要はありません。
ロイヤルカナンを与えている場合も同様です。
現在の製品から別のロイヤルカナン製品へ変更するほか、GRANDSを含む他ブランドの総合栄養食と比較する選択肢もあります。
大切なのは、ブランドの優劣ではなく、今の愛猫の年齢や健康状態、食の好みに合ったフードを選ぶことです。
新しいフードへ変更する際は、食欲や便の状態を確認しながら少しずつ切り替えましょう。
また、療法食を使用している場合や体調に気になる変化がある場合は、獣医師に相談することが大切です。
FAQ|よくある質問
Q1.キャットフードは定期的に変えた方がいいですか?
定期的に変更する必要はありません。現在のフードが愛猫に合っていれば、そのまま続けても問題ありません。
Q2.ロイヤルカナンから別のメーカーに変えても大丈夫ですか?
愛猫に適した総合栄養食であれば変更できます。ただし、少しずつ切り替え、療法食の場合は事前に獣医師へ相談しましょう。
Q3.キャットフードの切り替えには何日くらいかかりますか?
7日間程度が目安です。食欲や便の状態を確認しながら、愛猫のペースに合わせて調整しましょう。
Q4.新しいキャットフードを食べない場合はどうすればいいですか?
今までのフードの割合を増やし、ゆっくり慣らしましょう。食欲低下が続く場合は、動物病院へ相談してください。
参考情報
・ロイヤルカナン「子猫用フードを成猫に与えないほうがいい理由と成猫用への切り替え方」
https://www.royalcanin.com/jp/cats/health-and-wellbeing/a-guide-to-changing-your-cats-food
・ロイヤルカナン「キャットフード製品一覧」
https://www.royalcanin.com/jp/cats/products
・ロイヤルカナン「猫が食べないときの工夫(温めたり、ふやかすなど)」
https://www.royalcanin.com/jp/cats/health-and-wellbeing/how-to-make-sure-fussy-cats-eat
・ロイヤルカナン「子猫のフードに関するよくある疑問にお答えします」
https://www.royalcanin.com/jp/cats/kitten/faq-food
・GRANDS プレミアムキャットフード
https://grands-pets.com/
関連記事
- 【獣医師監修】猫の胃腸にやさしく、飽きさせないフードローテーション
- 猫の総合栄養食とは?主食に選ぶフードの考え方
- 【獣医師監修】穀物入りフードは、猫の体にどう影響する?― 消化や体調への負担から考えるごはん選び
- 猫がご飯を食べないときは混ぜてもいい?ロイヤルカナンなどを例に解説



