
甘酸っぱく、みずみずしいパイナップル。
愛犬が興味を示すと、
「犬にもパイナップルをあげていい?」
「どのくらいなら食べても大丈夫?」
「皮や芯も食べられる?」
と気になる方もいるのではないでしょうか。
パイナップルは、皮や芯を取り除いた果肉部分であれば、犬に与えることができます。
ただし、食べやすい大きさにすることや、与えすぎないことなど、いくつか注意したいポイントもあります。
この記事では、犬にパイナップルを与えるときの適量や注意点、含まれる栄養についてわかりやすく解説します。
犬はパイナップルを食べても大丈夫?

犬は、生のパイナップルの果肉部分を食べることができます。
パイナップルは水分を多く含み、食物繊維やビタミン、ミネラルなども含まれる果物です。
ただし、犬にとって毎日の食事に欠かせない食材ではありません。
また、糖質も含まれているため、「栄養があるから」とたくさん与えるのではなく、おやつとして少量を楽しむくらいに考えるとよいでしょう。
パイナップル以外の食材については、『犬が食べていいもの・ダメなもの一覧』でも紹介しています。

犬にパイナップルを与えるときの適量は?

パイナップルは水分を多く含む果物ですが、糖質も含まれているため、与えすぎには注意が必要です。
おやつとして与える場合は、主食の栄養バランスを崩さない範囲で、少量にとどめましょう。
【1日に与える量の目安】
| 小型犬 | 10〜20g程度 |
| 中型犬 | 20〜40g程度 |
| 大型犬 | 40〜60g程度 |
上記はあくまで目安です。年齢・体重・活動量・体質、ほかのおやつの量などに合わせて調整してください。
パイナップルは、生の果肉100gあたり54kcalです。※1
初めて与える場合は、上記の目安量よりもさらに少量から始め、便の状態や体調に変化がないか確認しましょう。
※1 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
犬にパイナップルを与えるときの注意点

パイナップルは犬が食べられる果物ですが、与え方には注意が必要です。
皮と芯は取り除く
犬に与えるのは、やわらかい果肉部分だけにしましょう。
皮や芯は硬く食べにくいため、しっかり取り除いてから与えます。
食べやすい大きさに切る
大きなままでは、よく噛まずに飲み込んでしまうことがあります。
特に小型犬や食べるのが早い犬には、ひと口で無理なく食べられる大きさに切りましょう。
与えすぎない
パイナップルには糖質や食物繊維が含まれています。
たくさん与えるのではなく、おやつとして適量を楽しむことが大切です。
初めて与えるときは少量から
初めての場合はごく少量から試し、食べたあとの便や体調を確認しましょう。
気になる変化が見られた場合は与えるのをやめ、必要に応じて獣医師に相談してください。
加工品には注意する
シロップ漬けの缶詰や砂糖を加えた加工品ではなく、味付けされていない生の果肉を選びましょう。
パイナップルに含まれる栄養

パイナップルには、ビタミンCやカリウム、食物繊維などが含まれています。
ビタミンC
ビタミンCは、抗酸化作用をもち、体内の酸化を防ぐ働きに関わる栄養素です。
ただし、犬は体内でビタミンCを合成できるため、健康な犬であれば、パイナップルから積極的に補給する必要がある栄養素ではありません。
食物繊維
食物繊維は、腸内環境や便通を整える働きに関わる成分です。
パイナップルにも食物繊維が含まれていますが、摂りすぎると犬によっては便がゆるくなるなど、お腹の調子に影響することがあります。
「お腹によさそうだから」とたくさん与えるのではなく、少量を楽しむ程度にしましょう。
カリウム
カリウムは、体内の水分バランスを調整したり、筋肉や神経の働きを正常に保ったりするために必要なミネラルです。
パイナップルにも含まれていますが、健康な犬が総合栄養食を主食としている場合は、カリウムなどの栄養素を補う目的でパイナップルを積極的に与える必要はありません。
子犬やシニア犬にもパイナップルを与えていい?

健康状態に問題がなければ、子犬やシニア犬でもパイナップルの果肉を少量楽しむことはできます。
ただし、子犬は成長のために必要な栄養を毎日の主食からしっかり摂ることが重要です。
パイナップルなどのおやつでお腹がいっぱいになり、主食を十分に食べられなくならないよう注意しましょう。
また、シニア犬は噛む力や飲み込む力、体調などに個体差があります。
小さく切ったり、必要に応じてさらに食べやすくしたりしながら、その子の状態に合わせて与えてください。
持病がある犬や食事制限をしている犬の場合は、自己判断で取り入れず、かかりつけの獣医師に確認すると安心です。
GRANDSが考える“毎日の食事設計”

パイナップルには、ビタミンやミネラル、食物繊維など、さまざまな栄養素が含まれています。
一方で、毎日の食事では、特定の食材や栄養素だけに注目するのではなく、食事全体のバランスを見ることが大切です。
GRANDSでは、チキンやダック、サーモンなどの動物性食材を中心に、さつまいもやブロッコリーなど、さまざまな原材料を組み合わせながらフード全体を設計しています。
大切なのは、「体によさそうな食材が入っているか」だけで判断するのではなく、愛犬に必要な栄養を毎日の主食からバランスよく摂れること。
GRANDSでは、愛犬がおいしく食べながら、毎日の主食として必要な栄養をバランスよく摂れる食事設計を大切にしています。
おわりに ― “食材単体”ではなく“設計”で考える

パイナップルは、皮や芯を取り除いた果肉部分であれば、適量を犬に与えることができる果物です。
一方で、糖質や食物繊維も含まれているため、「栄養がある果物だからたくさん与えたほうが良い」と単純に考えることはできません。
大切なのは、特定の食材だけを見るのではなく、毎日の食事全体のバランスを考えることです。
パイナップルはおやつのひとつとして適量を楽しみながら、毎日の主食は、愛犬に必要な栄養をバランスよく摂れる食事を選びましょう。
犬に与えられる果物について知りたい方は、『犬にりんごは与えていい?』『犬にバナナは与えていい?』も参考にしてください。
・パイナップルは、皮や芯を取り除いた果肉部分であれば犬に与えられる果物です。
・与える際は食べやすい大きさに切り、主食のバランスを崩さない範囲で少量から取り入れましょう。
・ビタミンC・食物繊維・カリウムなどを含みますが、糖質も含まれるため与えすぎには注意が必要です。
・パイナップルは主食ではなく、おやつとして食事全体のバランスを考えて取り入れることが大切です。
FAQ|よくある質問
Q. 犬はパイナップルを毎日食べても大丈夫?
少量であっても、毎日必ず与える必要はありません。パイナップルは主食ではなく、おやつとして考え、ほかのおやつも含めて食事全体の量を調整しましょう。
Q. 犬にパイナップルの芯を与えてもいい?
芯は果肉より硬いため、犬には与えないほうがよいでしょう。皮と芯を取り除き、やわらかい果肉だけを食べやすい大きさにして与えてください。
Q. パイナップルの缶詰は与えてもいい?
犬に与えるなら、シロップ漬けなどの加工品より、味付けされていない生の果肉を選ぶのがおすすめです。
Q. パイナップルジュースは飲ませてもいい?
犬のおやつとしてパイナップルを取り入れるのであれば、ジュースではなく果肉を少量与えるほうが量を管理しやすいでしょう。砂糖などが加えられた人用のジュースは避けましょう。
参考文献
・文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
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